ハーバーライト
- 2014/05/29
- 21:28
前回、簡単な自己紹介をしました。
今日はその続きというか、自分の店についてお話ししたいと思います。
書く前から、全然まとまらないような気がしてなりません。
多分長くなるので、疲れている方はまた明日読んでくれたら嬉しいです(笑)。
僕がやろうとしているのはお客さんにパンと飲み物を提供する店であり、テイクアウトだけのお客さんにはパンを売る店であり、そういう意味ではカフェとパン屋が合わさったベーカリーカフェと言えます。
さらにある程度考えて構築したサウンドシステムから割と大きな音でジャズやらその他諸々流すので、ジャズ喫茶的な側面もあります。
と、ここまで書いてみたものの、なんだか形式的な説明になってしまいました。
もう少しぶっちゃけてみたいと思います。
今このブログを読んでくれている僕の友人知人は気付いていると思いますが(みんなー、見てる?)、
僕は普段こんなに喋りません。
他の人の話を聞いたり茶化したりするのは好きですが、自分のこととなるとまるで貝です。
自分の話がつまらないとか(まぁそれもあるかもしんないけど)、そうじゃなくて簡単に言うと、会話じゃうまく伝えられないと思っているからです。
その一方で会話じゃないところ、例えばこういう風に文章を書いてる時なんか必要以上に饒舌になったりします。
おかしなヤツですね。
人前に立つのが苦にならないというか大好きなので(ますますおかしなヤツです)、ずっと音楽活動をしてました。
16歳の頃からつい最近まで、ちょうど今までの人生、半分はもう一つの人格を纏って週末になると夜な夜なステージで歌っていました。
まぁ、自分のことを知ってほしいくせに面と向かっては伝えられないタイプなのです。
・・・だいぶ回り道しましたが、そういう男の、これまた一つのコミュニケーションが「パンを作って売ること」だったのです。
つまり僕にとってパンは目的ではなく手段の一つです。
(今となってはパン以外に考えられないほどパンを愛して止まないですが)
パンを通じて、より大きなものにコミットしていくことが僕の喜びです。
ここでいう大きなものとは、観念的に言えば人と人のつながりです。
そしてこの「人」とは友人知人、家族や親戚等の身近な人たち、さらにはお店に来てくださるお客さまや、店をやることで新たに繋がっていけるであろう未知の人たちのことです。
ここ数か月、僕がどうやら本気である、と悟った周囲の人たち(例えば親や友人)とは、励ましてもらったりケンカしたりしながらさらに深い(不快?)関係を築けているような気がします。
そして店を作るために行動範囲が広がった結果、毎週のように新しい人にも出会い、語り合い、背中を押されています。
むかしむかし、僕がまだ青い麦のようだったころ、
それはキラキラした眼で「世界を変えたい」と夢見ていました。
今、少し年を重ねた僕は昔のことなどことごとく忘れてしまいましたが、自分の半径1kmくらいにあるものを大切に、
少しずつ沖へ流されていくそれらのものをできる限り繋ぎとめようと必死になって生きています。
僕が作るのはそのための港であり、また港を照らす灯台のようなものです。
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