19時過ぎのパン屋にて
- 2014/07/22
- 21:25
こんばんは。
今日は何件か用事があって、なかなか家に帰れなそうだったので、夕食は外で食べる予定でした。
が、昼に食べたとんこつラーメン(with 替玉)が思いの外ガッツリ系で、夕方になっても空腹になりませんでした。
どうしよっかな〜、と地元に到着して悩むこと数分。
「そうだ、パン食おう。」
と思い、小腹を満たす程度の食事パンをゲットしに近所のブーランジェリーに行きました。
しかし時間は19時を20分ほど過ぎたところ。
こんな時間にやってるかなー、と前を通ってみたらやってるやってる。
と、店の扉を開けて一瞬我が目を疑いました。
パンがほぼ全種類、棚いっぱいに並んでいるのです。
バゲットからクロワッサン、菓子パンから何から全部です。
誤解を避けるために補足しますが、ここは地元でも、いや都内でも有数のブーランジェリーです。
フランスで修行してきたというシェフが腕を振るう、メディアにも頻繁に登場する有名店です。
そんなパン屋さんであるにも関わらず、この時間に商品がフルにある。ちなみにここのパン屋さんは本来19時閉店です。
誤解しないでください、僕は有名店の売れ残り状況をレポートしているのではありません。
僕はこのパン屋さんのスタンスに心底共感し、胸を打たれたのです。
何を言いたいのかうまく伝わっているでしょうか。
このパンは売れ残っている、それは事実です。しかしそれと同時にこのパン屋さんは、「閉店間際でもパンを作り続けている」のです。
おわかりでしょうか。
関東地方は梅雨明けして、いよいよ夏です。今日は早速暑い一日でした。
そして夏といえば、前にも書いた通りパンが売れない季節です。
並のパン屋であれば、ロスを恐れて生産量を減らします。それは決して非難されるべきことではなく、店の利益を考えれば然るべき防衛策です。
しかし。
このパン屋さんはロス云々よりもパンを作ることに重きを置いているのです。
なぜか。
ええ。僕みたいなお客さんがいるから、ですよね。
閉店間際でもパンを求めてやってくるお客さんが少しでもいるなら、その人のためにパンを置いておく。
結果的にロスは出るでしょう。ただ、その一方でお客さんの喜ぶ顔が見られる。
事実、家に帰ってパンを食べながら、僕はささやかな幸せを感じました。
こんなふうにお客さんを喜ばせられるのは何と素晴らしいことか、と。
店の利益を考えることと、お客さんの喜びを考えること。
この二つはそもそも別のことではなくて、どこかで交わっていることなのかもしれません。
一日の終わりに大切なことを学んだように思います。
ではでは。
今日は何件か用事があって、なかなか家に帰れなそうだったので、夕食は外で食べる予定でした。
が、昼に食べたとんこつラーメン(with 替玉)が思いの外ガッツリ系で、夕方になっても空腹になりませんでした。
どうしよっかな〜、と地元に到着して悩むこと数分。
「そうだ、パン食おう。」
と思い、小腹を満たす程度の食事パンをゲットしに近所のブーランジェリーに行きました。
しかし時間は19時を20分ほど過ぎたところ。
こんな時間にやってるかなー、と前を通ってみたらやってるやってる。
と、店の扉を開けて一瞬我が目を疑いました。
パンがほぼ全種類、棚いっぱいに並んでいるのです。
バゲットからクロワッサン、菓子パンから何から全部です。
誤解を避けるために補足しますが、ここは地元でも、いや都内でも有数のブーランジェリーです。
フランスで修行してきたというシェフが腕を振るう、メディアにも頻繁に登場する有名店です。
そんなパン屋さんであるにも関わらず、この時間に商品がフルにある。ちなみにここのパン屋さんは本来19時閉店です。
誤解しないでください、僕は有名店の売れ残り状況をレポートしているのではありません。
僕はこのパン屋さんのスタンスに心底共感し、胸を打たれたのです。
何を言いたいのかうまく伝わっているでしょうか。
このパンは売れ残っている、それは事実です。しかしそれと同時にこのパン屋さんは、「閉店間際でもパンを作り続けている」のです。
おわかりでしょうか。
関東地方は梅雨明けして、いよいよ夏です。今日は早速暑い一日でした。
そして夏といえば、前にも書いた通りパンが売れない季節です。
並のパン屋であれば、ロスを恐れて生産量を減らします。それは決して非難されるべきことではなく、店の利益を考えれば然るべき防衛策です。
しかし。
このパン屋さんはロス云々よりもパンを作ることに重きを置いているのです。
なぜか。
ええ。僕みたいなお客さんがいるから、ですよね。
閉店間際でもパンを求めてやってくるお客さんが少しでもいるなら、その人のためにパンを置いておく。
結果的にロスは出るでしょう。ただ、その一方でお客さんの喜ぶ顔が見られる。
事実、家に帰ってパンを食べながら、僕はささやかな幸せを感じました。
こんなふうにお客さんを喜ばせられるのは何と素晴らしいことか、と。
店の利益を考えることと、お客さんの喜びを考えること。
この二つはそもそも別のことではなくて、どこかで交わっていることなのかもしれません。
一日の終わりに大切なことを学んだように思います。
ではでは。
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