つくる
- 2014/09/30
- 00:53
こんばんは。
火曜日、当店の定休日です。
過去二回の定休日は何だかんだで残った仕事を片づけに行っていましたが、明日はようやく休めそうです。
というわけで今夜は少し夜更かししています。
ぼんやりとあてもなく起きていると、色々なことが頭をかすめては消えていきます。
たとえば小学生の頃の話。
ある日、自分の住んでいるマンションに同学年の男の子が引っ越してきました。
同じ小学校に通うことになったほぼ面識のない僕らは、互いの親の話し合いの結果、一緒に通学することになりました。
毎朝決まった時間に、彼の家のインターホンを押す。
彼が親に見送られて出てきて、二人でエレベーターに乗る。
そこから約15分、一言も口をきかず歩く。
石を蹴ったり、空を見上げたりしながら黙々と進む。
学校に着いたらそこで違うクラスに別れて、帰りは別。
そんなことを一年か二年続けました。
何だかおかしい話ですよね。
ただ、少なくとも僕が自分の店を持ち、そこでパンを作り続けるのは単なる経済活動を超えた一つの表現形態であり、それは過去の自分の不甲斐なさやコンプレックスが原動力になっています。
「あの時ダメだった自分」を胸のどこかに抱えながら、精一杯何かを表現しようとする。
誰かに向けてものをつくる人間というのは、多かれ少なかれそういうものじゃないかと思います。
ではでは。
火曜日、当店の定休日です。
過去二回の定休日は何だかんだで残った仕事を片づけに行っていましたが、明日はようやく休めそうです。
というわけで今夜は少し夜更かししています。
ぼんやりとあてもなく起きていると、色々なことが頭をかすめては消えていきます。
たとえば小学生の頃の話。
ある日、自分の住んでいるマンションに同学年の男の子が引っ越してきました。
同じ小学校に通うことになったほぼ面識のない僕らは、互いの親の話し合いの結果、一緒に通学することになりました。
毎朝決まった時間に、彼の家のインターホンを押す。
彼が親に見送られて出てきて、二人でエレベーターに乗る。
そこから約15分、一言も口をきかず歩く。
石を蹴ったり、空を見上げたりしながら黙々と進む。
学校に着いたらそこで違うクラスに別れて、帰りは別。
そんなことを一年か二年続けました。
何だかおかしい話ですよね。
ただ、少なくとも僕が自分の店を持ち、そこでパンを作り続けるのは単なる経済活動を超えた一つの表現形態であり、それは過去の自分の不甲斐なさやコンプレックスが原動力になっています。
「あの時ダメだった自分」を胸のどこかに抱えながら、精一杯何かを表現しようとする。
誰かに向けてものをつくる人間というのは、多かれ少なかれそういうものじゃないかと思います。
ではでは。
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