Révolution
- 2014/10/07
- 22:28
こんばんは。
今日は久々にのんびり気分を満喫してるので、本日二発目の記事を書かせていただきます。
最近、店に色々なセールスの方が来るようになり、そんなに余裕もないので大体断らせて頂いてるのですが、先日ある新聞の営業さんがいらっしゃり、なんだかフィーリングが合うというか、ジェントルな方だったので三ヶ月だけとることにしました。
で、毎朝時間がある時は開店前にコーヒーを飲みながら朝刊を読んでいます。
海外特派員が書いている現地のコラムとか。
そしたら、先日フランスのコラムが載っていて。
近頃のフランスパン事情、という非常に興味深い記事でした。
それによると、どうも最近のパリっ子は昔よりパン(バゲット)を食べなくなっているらしいのです。
くわえてパンそのものもどんどん色の薄い、浅焼きの、ソフトフランスみたいなのが増えてきてると。
そんなもんかねー、と朝刊を閉じながら独り言ち、僕は自分のフランスパンの成形にとりかかりました。
日曜、月曜と嵐に襲われた日本列島、僕の小さな店も、小さな店なりのささやかな打撃を受けました。
お客さまが歩いていない、というか誰も歩いていない町。
ああ、こんな日はいらっしゃるお客さまはいないのだろうか、と思いながら黙々とパンを焼いていると、雨がっぱで完全防備したお客さまがいつものようにパンを買いに来てくださり。
そしてわざわざ電話をくださって、営業中なのか確認してからご来店くださったお客さまも。
数日前にパンを大量にご予約いただいて、台風直撃の時間帯と重なっているにも関わらず律儀にご来店くださり、リュックサックにパンを詰めてお帰りになった御婦人も。
嬉しかったことをもう一つ。
日曜、やはり足元の悪い中をお越しいただいたお客さまに言われました。
「この前、ここのパンをフランス人の友達に食べさせたんだけど、美味いって言ってたよ!(一部意訳。)」
有難きお言葉。
北海道の小麦粉を使って、日本人のパン職人が作るフランスパン。
異質なものが、本質に迫ること。
フランスから遠くはなれた、極東の国の小さな町で、いま静かな革命が起きつつあります。
今日は久々にのんびり気分を満喫してるので、本日二発目の記事を書かせていただきます。
最近、店に色々なセールスの方が来るようになり、そんなに余裕もないので大体断らせて頂いてるのですが、先日ある新聞の営業さんがいらっしゃり、なんだかフィーリングが合うというか、ジェントルな方だったので三ヶ月だけとることにしました。
で、毎朝時間がある時は開店前にコーヒーを飲みながら朝刊を読んでいます。
海外特派員が書いている現地のコラムとか。
そしたら、先日フランスのコラムが載っていて。
近頃のフランスパン事情、という非常に興味深い記事でした。
それによると、どうも最近のパリっ子は昔よりパン(バゲット)を食べなくなっているらしいのです。
くわえてパンそのものもどんどん色の薄い、浅焼きの、ソフトフランスみたいなのが増えてきてると。
そんなもんかねー、と朝刊を閉じながら独り言ち、僕は自分のフランスパンの成形にとりかかりました。
日曜、月曜と嵐に襲われた日本列島、僕の小さな店も、小さな店なりのささやかな打撃を受けました。
お客さまが歩いていない、というか誰も歩いていない町。
ああ、こんな日はいらっしゃるお客さまはいないのだろうか、と思いながら黙々とパンを焼いていると、雨がっぱで完全防備したお客さまがいつものようにパンを買いに来てくださり。
そしてわざわざ電話をくださって、営業中なのか確認してからご来店くださったお客さまも。
数日前にパンを大量にご予約いただいて、台風直撃の時間帯と重なっているにも関わらず律儀にご来店くださり、リュックサックにパンを詰めてお帰りになった御婦人も。
嬉しかったことをもう一つ。
日曜、やはり足元の悪い中をお越しいただいたお客さまに言われました。
「この前、ここのパンをフランス人の友達に食べさせたんだけど、美味いって言ってたよ!(一部意訳。)」
有難きお言葉。
北海道の小麦粉を使って、日本人のパン職人が作るフランスパン。
異質なものが、本質に迫ること。
フランスから遠くはなれた、極東の国の小さな町で、いま静かな革命が起きつつあります。
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