こんばんは。
今日も暑すぎでしたね。。
皆さんはどっか遊びに行ったんでしょうか。
僕は外に出る気もせず、家でのんびりしてました。
書類を書いたり、youtubeを見たり。
Martin luther king
「私には夢がある」、有名な演説ですね。
シンプルで説得力のある物言いにしびれます。
さて、キング牧師に触発されたわけではないですが、
僕にも夢がある。
僕の夢。フランスパンの美味しさを伝えること。
フランスパンを一日100人に届ける(売る)こと。
本気です。
同業者には笑われるかもしれません。
だって、ここ日本では フランスパン=売れないパン だからです。
異論のある方はいるでしょうか。(いたらめっちゃ嬉しいですけど。)
ここ一ヶ月間でフランスパンを丸ごと一本買って帰ったことがありますか?
街角でカバンからフランスパンの入った袋を覗かせているお姉さんを見たことがありますか?
あの国民的人気アニメに、「フランスパンマン」がいないのはなぜですか?
わかりますよね。
今、日本ではフランスパンが売れてないからです。
それはなぜでしょうか。(一緒に考えてくれたら嬉しいです。)
ある人は言いました。フランスパンは硬い、と。
またある人は言いました。フランスパンは味がしない、と。
それらの言葉が間違っているとは言いません。いや、残念ながら的を射ている場合もあるでしょう。
そういうフランスパンが少なからずあるのは事実です。
フランスパンは難しい、よく言われることです。
粉、水、塩、酵母。フランスパンに使われるのは基本これだけです。
他のパンには当たり前に入っている卵やバター、砂糖、牛乳などの副材料を一切使わないこと = ごまかしがきかないこと、これが理由の一つだと思います。つまり、どれだけ美味しい調味料や具材を使ったかではなく、どれだけきちんと発酵が進んだか、という製パンの基本が最もハッキリと味に表れるパンなのです。
そして副材料が入らないということは、生地の水分を保持する成分が少ないということでもあり、しっかりと焼きこんで水分がとばされた状態を良しとするフランスパンにおいては、その老化(硬化)もまた早いのです。
(ホームベーカリーが普及し、家庭でもたくさんのパンが焼けるようになった今日でも、未だフランスパンはプロのパンとして確固たる位置にあります。)
要するに作るのが難しい上に日持ちしない、というパンなのです。
そのようなパンを進んで売りたがる店は少ないと思います。
売れない、→いつまでも売り場にある、→硬くなる、→売れない、
パン屋さんによくある悪循環です。
こんな現状をどう打破するか、僕は考え続けてきました。
そして思ったのです。
パリパリの香ばしい外皮と、噛み締めるごとに小麦の甘みを感じられる、それでいて口どけの良い本物のフランスパンが食べられるとしたら、しかも焼き立ての状態で食べられるとしたらどうだろう、と。
どうやったらそれを実現できるか。ひたすら考え、試作をしてきました。
そして自分なりに確信が持てた時、勤めていた店を辞め、独立の準備を始めました。
おもしろいね、と言ってくれる人もいれば、難しいね、という人もいます。
正直な反応だと思います。
二年前、僕が店を出すと真顔で言っていた時、周りは本気にしていませんでした。
あれから二年、僕は本当に店を出そうとしています。
色んな人に刺激され、背中を押してもらった結果です。
やっとここまで来たけど、ここからが真に大変なんだと思います。
見ててください。
僕には夢がある。
そして夢を支える信念がある。
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