親子なう。

こんばんは。

今日は火曜日、一週間のうちで唯一、娘とずっと一緒にいられる日です。

天気がいい日は、近くの公園まで散歩します。


道端の枯葉や塀の上の野良猫、すべり台で遊ぶ子供たち。

娘にとっては、目に映るもの全てがメッセージ。

僕らにとっては見慣れたものの一つ一つが、娘にはおもしろくてしょうがないみたいです。


そんな娘と一緒に歩いていると、いつの間にか自分まで新鮮な気持ちになっています。

かけがえのない時間です。


でも、ここ数週間はそんな時間をもてずにいます。

この年齢の子が避けては通れない、予防接種の注射のせいで。

休みの日といえば娘の泣き顔を見ることばかり。

注射の痛みと恐怖に耐える我が子を抱きしめながら、泣き止むのを待つ父。

僕も注射は嫌いなんで、本当に嫌なイベントです。


ようやく泣き止んだ娘を抱えて、道すがらパン屋によって、買い食いしながら帰ります。

終わってしまえば全て思い出。

そういう思い出を一つずつ積み重ねながら、親子の物語が編まれていく。



店にいらっしゃる子連れのお客様を見ると、ふと感情移入してしまうことがあります。

この親子のお客様にも、あの親子のお客様にも、色々な物語があるのだろうな、と。

笑ったり泣いたりしながら、かけがえのない時間を重ねているんだろうな、と。


あっという間に大きくなってしまう子供と過ごせるわずかな時間。

大切にしたい。してほしい。

そう思います。